近畿大学オープンリサーチセンター
「量子コンピュータの実現を目指した学際的基礎研究」


第1回 公開講座 「量子と情報」

2008年3月12日 (水) 18:00 〜 20:20 (開場: 17:50)
大学コンソーシアム大阪, ルームD (大阪駅前 第2ビル4階 キャンパスポート大阪)


趣旨

我々が日常使用するディジタルコンピュータは, 0と1の値をとる「ビット」を情報の単位とします. 一方, 量子コンピュータは0と1の重ね合わせ状態である「量子ビット」を情報の単位とします. 量子コンピュータは, ディジタルコンピュータでは事実上実行不可能な情報処理を行うことができる 未来のコンピュータとして社会的にも注目を集めていますが, その実現には多くの克服すべき課題 があります.

近畿大学の 「量子コンピュータ研究センター(文部科学省所管のオープン・リサーチ・センター 事業)」では物理学者,数学者,化学者を中心とする研究グループが,実用的な量子コンピュータ の実現に向けて課題克服のための学際的な基礎研究を行っています. 今回, 量子コンピュータ研究センターの成果の一部を一般の方に知っていただくために公開講座を 開催いたします.

事前の参加登録や参加費は必要ございません. 皆様のご参加をお待ちしております.

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公開講座の概要

講演1 (18:00 - 18:40)
中原 幹夫(近畿大学 理工学部)   「量子で計算?」

通常の0と1 (ビット)を用いた古典的情報処理に対し, 直交する2 つのベクトル |0> と|1> (量子ビット)を用いた量子情報処理では, 古典的情報処理をはるかに 凌駕するスピードの演算や, 絶対に破ることができない暗号を作ることができます. 本講演では, この量子情報処理の原理を解説し, その応用のいくつかと, これら を実行できる物理系の紹介を行ないます.


講演2 (18:50 - 19:30)
近藤 康 (近畿大学 理工学部)    「量子テレポーテーション: 理論と実験」

映画スタートレックにおける重要な小道具の一つにテレポーテーション (転送) 装置があります. SFにおける転送装置はFAX装置を高度化したものですが, 量子力学の観点から原理的に実現不可能 であることがわかっています. しかしながら, 物理学者は正にその量子力学を駆使して 「量子テレポーテーション」を実現しました. ここでは量子テレポーテーションの理論と近畿大学 を含む世界中で行われた実験を紹介します.


講演3 (19:40 - 20:20)
長迫 勇樹 (インターネット総合研究所)   「量子通信における干渉効果」

通信とは, 多くの情報を (大容量化), 遠くに (長距離化), 正確に (高品質化) 相手に伝える ことです. 従来の光伝送システムとは本質的に異なる理論に基づいた量子通信システムでは, 量子干渉効果のために通信のクオリティー (質) が大きく改善されます. 本講演では, この 分野における最新の研究を紹介するとともに, 実用技術として注目されている量子暗号について も解説します.


公開講座全体のまとめ

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場所

大学コンソーシアム大阪, ルームD
(大阪市北区梅田1-2-2-400, 大阪駅前第2ビル4階, キャンパスポート大阪)
URL: http://www.consortium-osaka.gr.jp/

交通アクセスについては こちらをご覧ください.

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参加費

参加費は無料となっております. また, 事前の参加登録等は必要ございません. 皆様のご参加をお待ちしております.

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問い合わせ

ご質問等ございましたら, 下記メールアドレスまでご連絡ください.


shitsumon_AT_alice.math.kindai.ac.jp

( _AT_ を@に置き換えてください.)

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近畿大学
量子コンピュータ研究センター
 


Created by Yukihiro Ota    yota_AT_alice.math.kindai.ac.jp
Last Update: Feb. 24, 2008